ミクロ経済学(2016年度)


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配当学期: 4学期(2年次冬学期)

日時: 月曜日1,2限(8時30分−12時10分)

教室: 1323教室

担当教員: 松井彰彦

TA:今井陽介、濱田高彰、村上愛 TAのページ

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期末試験結果:

平均点:25.2点、標準偏差:12.9点、最高点:80点

  優上 不可
点数 >=48 >=34 >=25 >=17 <=16
人数 24 47 81 123 93

個別の成績の問い合わせには応じません。成績開示をお待ちください。

コメント:

全体的に難しかったと思いますが、部分点をかせいだ人には単位が行っているようです。

講義の内容をほぼそのまま問う問題が多く、講義内容をしっかり把握している方は優上が取れたようです。

ミクロIでは、消費者の最大化問題の定式化ができない人が多くいました。

ワルラス均衡やパレート最適の定義を数理的に書かせる問題が出るかもしれないと3,4度強調した気がするのですが、これがあまり出来がよくありませんでした。ここができていると、大体良までは行っています。

ミクロII大問Iは、ポーカーゲームをそのまま参入阻止ゲームになぞらえただけなのですが、参入阻止ゲームの原型を描いている人が多く、部分点止まりでした。

大問IIも宿題のホテリングの円周上への応用とほぼ同じです。

分布はこちら。平均点が低かったため上方に裾野が伸びたものの、きれいな形になりました。

3年生再履修の方の不可の割合が58%とかなり高かったです。

一方、4年生以上の再履修の方の不可は11%と極端に少なく、インセンティブの高さを窺わせました(下駄は一切なしです)。(5年生⇒4年生:3/17訂正)

科類別では、例年以上に理科一類生の平均が突出していました。

2年生の方は、本郷に行く前に解き直しをしておくことをお奨めします。とくにミクロ系のゼミに入りたい方はたとえ優上でも見直しが必須かと思われます。

 

以上

***

標準的なミクロ経済学を学ぶ

 

注: 担当教員の松井が急きょ入院することとなったため、初回および第2回は、尾山准教授が代りに講義を行う予定。講義内容等の責任は松井が負う。

 

準教科書 ※どちらか1冊は必ず、できれば2冊とも手に入れること。

奥野正寛「ミクロ経済学」東京大学出版会

神取道宏「ミクロ経済学の力」日本評論社

補助資料

奥野正寛「ミクロ経済学演習」東京大学出版会

尾山大輔+安田洋祐「経済学で出る数学」日本評論社

ルービンシュタイン「ゲーム理論の力」東洋経済新報社

(原典:Ariel Rubinstein "Economic Fables" available for free at Ariel's HP

成績 

期末試験の成績による。

特記事項

9回程度の宿題が出る(提出不要)

 

講義内容 

序.ミクロ経済学とは

1.選択理論

2.消費者理論

3.生産者理論

4.市場均衡と厚生経済学

5.市場の失敗 I : 外部性

6.市場の失敗 II : 公共財

7.市場の失敗 III : 独占

8.ゲームの理論

9.寡占※

10.情報の経済学※

※進度によっては変更する。